さようなライカ…
かれこれ15年くらい、ライカのM型レンジファインダーを使ってきましたが、思うところあって一式手放すことにしました。
M10-P、M10モノクローム、ズミクロン35mm ASPH(APOではない方)、ズミクロン50mm、エルマリート28mm ASPHです。
このところ使う機会が減っていたとは言え、全く手元に無いのは少し寂しい感じもあります。
売ったり買ったりでしたが、最初は中古で買ったフィルムのM6TTLから入って、ボディはフィルム機もデジタル機も相当色々使いました。
ただレンズの方は殆ど35mmしか使わなかったので、上の3つ以外だとビンテージのズマロン28mmをしばらく持っていただけです。
フィルムだと趣味性と実用性のバランスが秀逸だったM7が良かったです。
デジタルだと、まだデジタル化の黎明期、M9ベースでレトロな使用感と初のモノクロ専用CCDセンサーが独特の魅力を放った初代Mモノクローム、あとは、背面液晶が無くて「撮ること」への主体性を思い出させてくれたM-D(Typ 262)とかが思い出深い感じ。
最後に使ったM10シリーズはデジタルM型カメラの完成系のようなイメージで、ボディの厚みが薄くなってフィルム機に近くなりましたし、動作は安定していてトラブルも皆無で使いやすかったです。
なら引き続き使えば?と言う感じですが、ほとんど付けっ放しだったズミクロン35mmがややヘタってきたところで、この先更にライカに投資していくべきか考えた結果、なんかシックリ来なかったので。
だったら良い売値がつくうちに決めた方が良いと思って、半分直感で決めました。
最新のM11もすごく高画素化、そして高機能化してますが、もっとシンプルに使い勝手を突き詰めて、デジタル・レンジファインダーとしての洗練度を上げてくれた方が良かったかな。
そう言う流れが来ることを期待しつつ。